3日後
歯科大で治療を終え、
ビールと弁当を購入、大川端で南米の笛と歌声を聴きながら食す。
100円と少しの小銭を投入、丁寧なおじぎに会釈を返し、
造幣局の通り抜けへ。
中門までの関山・松月・八重曙・静香・普賢象・紅華は、
一見葉桜のようで、若葉に隠れた蕾を観察すると小さく固く時期尚早。
しかし、
衣笠・手弱女・白妙・南殿桜は咲いていた。
特に白雪が美しくカメラに収める。
例年、出口でUターン、屋台が並んだ川端を帰路に就くところ、
源八橋まで足を延ばす。
環状線桜の宮駅~天満橋への桜並木の遊歩道の美しさとのどかさ、
海辺を連想させる100×50m程の白砂浜で、足首を水につけ遊ぶ子供たちに、
川風に冷えを感じていたので驚き、高校のカヌー部の女子と雑談。
ブルーシートの会食や行き交う人達には、異国の会話も多く、
対岸の喧騒を眺め、大川両岸は、浪速一の桜の名所だった。
ことを思い出す。
花見で、ここを訪れるのは初めて?と、記憶をたどる。
灯台下暗し。だったと恥じ入りつつ、人間に忖度せずに咲く桜。
の、短冊を思い出す。