三分の理
コンクールの最終日
ポーズ終了で、作品を定着、道具をかたずけ、室内の整理を始めると、
いきなり怒鳴りつけられる。
ガチャガチャとお前はいつもいつも喧しい。
椅子の片づけやイーゼルを部屋隅に移動するのに音が出るのは当たり前。
何があかんねんに、自分のだけにしておけと言い返される・・・・・・・
・
ポーズが終了すれば、
明日の日曜会に備え、15分ほどで室内の整頓を済ませておかねば・・・
前回終了した若い人は、バイトの都合もあって、週に10ポーズ程しか描けなかったが、
最終日のポーズ終了後は、率先して片づけを始めるので、16時にはまだ15分はある、トーンを整えて仕上げ作業に専念すればいいのに・・・
部屋を片付けるのは、我々に任せておいて等々、・・・
心地よいやり取りが常だった。
・
自由が売り物だった研究所が、老人ホームの待機所若しくは予備室的になった故、
1点2点の採点の上下で一喜一憂。
コンクール中は講師の指導も禁止等、規則だらけ。
おかしくないか?
コンクールがテストであるのなら、ポーズが終了すれば、答案用紙である作品は、
速やかに提出が原則の筈。
居残り作業は不正であるのに、それを指摘せず、
人間の多様性を認めない、どうでもよいことへの苦情が、事務所へ殺到するらしい。
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過っての講師のお言葉、
我々は他人を感動させるために修行をしている・・・
ここは規則に縛られず、何でもありの自由故、芸術が生まれる・・・ 等々
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しかし?
生まれる筈だった・・・????・・・。
・
違うか?・・・アホンダラ・・・
あとがき
・虐待とはなんですか?大きな声をだすとか、平手でたたくとか 怒鳴りつけるとか・・・森友学園ではそのようなことはしておりません、 理事長談話より抜粋。