通説
国立カイロ博物館所蔵、黄金のファラオと大ピラミッド展(京都文化博物館)を見学後、
タダ酒目当てで、友人の同窓会会場へ足をのばす。
瓜生山の麓にある大学キャンバス、立派な建物内の立食パーティでビール、ワイン&惣菜を食しながら、
30年間儲けただろうが、この先存続は困難と感じる。
2階廊下のむき出しのコンクリート壁に掛けられた絵画作品と学生の制作風景等をのぞき見て、紀元前約2000年の手工芸の技術や文様、そしてピラミッド等を比較し、気の遠くなるような時を経ても人間は進歩していないと漠然と意識する。
友人の歌舞伎鑑賞の時間なので叡山鉄道の駅を目指すが、酒のせいか?何度か道を尋ねることになる。
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出町柳~鴨川の流れに沿って下る。
途絶えることのない水の流れ、川沿いのススキの穂の揺れに、普段より風や日差しに敏感になって、写真撮影等で訪れた若いころの記憶等が蘇える。
高野川が合流し水量も増えた河原で、長靴の若者にウナギでもいますかと声をかけ、足元を確認しながら近寄る。
流れをせき止めるように川石を積み上げるので、賽ノ河原のようだと言ってしまう。
その意味合いもあります。の返事に、思わず若者の手元を凝視、辺りの石積みにも気付き、
二の句が継げない空気を感じて、流れに逆らうメダカに似た小魚の群れに目を反らした。
今度訪れる機会が有れば網等持参、と先程の事は無かったことにしてその場を離れる。
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しばらく歩くと、川の流れが忙しげに見えて尚更歩みが遅くなる。
そんなに急がずとも良いのにと呟くも自宅が恋しくなった。
三条までの筈が丸太町で京阪電車に乗車。樟葉と京橋をのぞいて失神状態だった。
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ちなみに約1000年前の美人は源氏物語の作者であるらしい。