使命が下る
絵描きを目指す人は?と研究所を訪れた数10年前、若者たちを前に講師がアドバイスしてくれた。絵画は先ず綺麗でなければならない。あらゆるものから美を見出し、更に暇 ・ 金 ・ 才能 が なければ絵描きにはならない方が良い。
つまり、さまざまな感情を呼び起こす知的雰囲気を表現する手段として、優雅な遊びと修行が継続できる環境、そして愚直さが必用。と理解した。
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何とかしなければ、と思いながらも歳月だけが過ぎて、アトリエを開くと同時に過っての美研仲間に連絡する。
才能はあった筈?の現在自称暇人が、着衣の若い女性を描きたい、と リクエスト。
そこで、プール監視のバイト娘数人に、小銭稼ぎのモデルを勧誘する。
うれしそうにハニカムが、大概、自信がないと断る。
大丈夫、おっちゃん達は、どんなものでも綺麗に描くと口説くと、
たいてい、顔をそむけ拗ねられ相手にされない。
あなたの美しさを記念に残しませんか。のキャッチフレーズで多くの女優や素人までをも裸にし、週刊誌などで儲けた写真家が過って居た。
綺麗に描いてあげるで、その気にならない?それとも、皆に見られたいの女心?・・・
結局、才能は目覚めず、モデルは集まったおじいちゃん達の交替案を採用。金は要らない、
しかし、描く気がしない。修行不足で、天(神)からは未だお呼びがない。
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10万円以下では売らないで、の意気に感じ、展示掲載。情感を刺激する作品であるなら・・・
もしかして、・・・。。