年頭の抱負
この数年、記憶がない。
なんとかしないと・・・ゴミ箱状態の室内を日々眺めるだけ。
怒りっぽくなったと時折意識するが、感動したことは???。
と、日記を眺める。
”我々は他人を感動させるために修行している”。数十年前の講師のお言葉。
そこで、思い出した。
↓
前略、
2015年11月20日の21時30分頃、27人目の来店者、塾帰りの中2女子
(2度の来店は初)が、鹿海さんの森の絵が好きと申します。
このような絵が描きたい、グリーの色で私も想像で描いているが、
このようには描けない。
想像はだめ、ハイキングに行って、スケッチと写真それからイメージを膨らませる。と、デッサン5分/日を勧める。
前回は絵が好きと平田さんの絵を眺め、40分も店内にいたので、
寝屋川市の男女中学生殺害事件の直後でもあり、
タバコを口実に店外で話しました。
深い帽子に、マスク姿。消え入りそうな声量。
その都度、マスクそばに耳を寄せる出たり入ったりの会話に疲れた記憶が思い出されます。
森の絵を手に持たせると、いつまでも眺めているので、
絵は照明で印象が異なると、調光式のスポットライト等で光源を替えて眺めました。
明るい所が良いと申しますので、室内を明るくして眺め、
この絵はトンネル効果を狙ったもので、君らみたいな若い子はこちら側。
しかし、この先の暗い部分は明日のことは?
つまり、一寸先は闇を暗示している。
逆にこの部分に居る人は一歩一歩を大切に進めば、やがて、日の当たる明るい所に着く。
作者の意図を私なりに解説しました。
すると、クスリと笑い声がマスクからもれました。
この絵は、いくらぐらいするのですか?と問うので、
1万円、この1割がおっちゃんがもらうと答えると、
この絵は木の枠(額を知らない?)に入れたらだめなのですか?
と平田さんの絵を指差す。
額は2~3千円するので、額無しだから安くしている。
それに、額によって光の効果と同様に絵の印象も異なる。
買った人が自分好みのものを天満にある額屋さんに絵を持参して選べば良い
と答える。
この絵がほしいと言いだすので、驚いて、
お母さんに相談して絵を見てもらってからと答える。
しかし、びっくりした。
・・・
22時、10分を過ぎたので、前回同様、家族が心配するからと帰宅を促す。
自宅は緑橋交差点の反対側らしい、400m程、自転車だから数分。
然し、病持ち?にしては、度胸がある。
森の絵を見つめるマスク上の瞳。マスクを通した絵の感想。
・・・
再来店時には、裏書きをよろしく。・・・以上。
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記憶?より記録を痛切に実感。
最近、メモ帳を紛失、そこでデータ化を思いつく。
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森の絵は展示・販売に掲載中。
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